素数大富豪のルール

素数大富豪のルールをご紹介します。


* ルールのポイント(概略)

① 手札のカードを組み合わせて「素数」を作って出していき、早く手札をなくした人の勝ち

② カードの数字を並べて読み、ひとつの数として取り扱う

③ 前の人が出した数と同じ枚数で、より大きな数を作って出さなければならない

* 素数大富豪のルール

※本ページでは、わかりやすさを重視し、プレイするために必要となる基本的なルールをご説明します。厳密性を重視される方は、ゲーム考案者である関 真一朗氏のウェブサイトに掲載の公式ルールをご覧ください。

基本ルール

・勝利条件:参加プレイヤーの中で最も早く手札をなくす(出しきる)こと。

・文字のカードは、[A]=1, [J]=11, [Q]=12, [K]=13 と扱う。

・2枚以上のカードを組み合わせて数を作る際は、カードに書かれた数を並べてひとつの数として扱う。

 例:[6][Q][A] → 6,121(4桁の数)

・自分の手番では、山札の上から1枚までカードを引いて手札に加えることができる。

特殊ルール

・ジョーカー:1枚出しでは13(K)に勝つものとして出すことができ、さらに出すと場を流すことができる。他のカードと組み合わせて2枚以上で出す際は、0~13のいずれかの数として使う。(出す際にどの数として出すのかを宣言する。)

・57【グロタンディーク素数切り】:57は「グロタンディーク素数」と呼ばれる特別な数で、出すと場を流すことができる。

・1729【ラマヌジャン革命】:1729は特別な数で、出すと「ラマヌジャン革命」が起きる。革命下では、数の大小判定が逆転する。効果は、再度ラマヌジャン革命が起こる(場に1729が出される)まで続く。

・合成数出し:合成数は、その数とともに素因数分解の式を作って一緒に出すことで、場に出すことができる。素因数に使った札は即座に流れ、場には出された合成数のみが残る。


* 素数大富豪の遊び方[トランプで遊ぶ場合]

[用意するもの:トランプ1組(54枚)、対戦相手(1~5人程度)、素数判定員(または素数判定アプリ等)]

(1)トランプをよくきり、各プレイヤーに手札を11枚(原則は素数枚。5枚/7枚でもよい)ずつ配る。残ったカードは、山札として場の中央に裏向きに積んでおく。

(2)ジャンケン等で順番を決める。

(3)プレイヤーは、自分の手番中に以下のことができる。

 ① 手札を増やしたい場合は、山札からカードを1枚引いて手札に加えることができる(任意)。

 ② 場に出ている数と同じ枚数の手札を組み合わせて、場に出ている数より大きな素数を作って場に出す。

  ※ 場に数が出ていない時は、好きな枚数で出してよい

  ※ 出す数ははっきりと宣言すること(並び順により異なる数となるため)

 ③ 出せるものがない場合や出したくない場合は、「パス」を宣言する。

(4)場に数が出されたら、その数が素数であるかどうかを素数判定員が確認する。

  ※ 素数判定員はプレイヤーが兼任してもよい

(5)出した数が素数でなかった場合は、ペナルティとして出した札を手札に戻し、さらに同じ枚数だけ山札からカードを引く。

(6)場に出された数が更新されないまま手番が一周したら、場のカードを流して、最後の数を出したプレイヤーの手番になる。

(7)これを繰り返して、より早く手札を出しきったプレイヤーの勝ちとなる。


* 素数大富豪の遊び方[素数大富豪オンラインで遊ぶ場合]

[用意するもの:ウェブサイトにアクセスできる端末&ブラウザ、対戦相手(1~5人程度)]

(1)素数大富豪オンライン(https://permil.net/pd/)にアクセスする。

(2)名前欄に好きな名前を入れて《ログイン》を押す。

  ※事前登録等は不要。また、名前欄を空欄にして匿名で遊ぶことも可能。

(3)部屋1~9の中から、遊ぶ部屋を選ぶ。
  ※一緒に遊ぶ人がいる場合は、各自の端末から同じ部屋にアクセスする。
  ※部屋6~9は、札の構成が普通のトランプと異なる。

(4)ゲームに参加するプレイヤーは《参加する》を押す。

(5)参加予定のプレイヤー全員が参加状態(名前の前に「*」がついた状態)になったら、誰か1人が《開始する》を押すことでゲームを開始できる。

(6)画面の見方・操作方法【画像準備中】

 ① 画面中央に表示されるのが、現在場に出されている数。横にある小さな数字は札の使用枚数を示している。

 ② 画面中央左側に表示されるのは、山札。横にある小さな数字は山札の残り枚数を示している。自分の手番の最中に山札をクリックすることで、1手番につき1枚まで山札を引くことができる。

 ③ 画面中央上側に表示されるのは、手番の残り時間。

 ④ 操作画面の下側、青枠内に並んでいるのが自分の手札。クリックすると上側の赤枠内に移動できる。移動した札は、再度クリックすることで手札に戻すことができる。
  ※ 自分の手番以外の時間も自由に動かして考えたり準備することができる。

 ⑤赤枠内に出す数を作り《場に出す》を押すことで、数を場に出すことができる。
  ※《場に出す》ボタンは、自分の手番中に赤枠内に札を置いている場合に限って表示される。
  ※赤枠内の札が場に出せない構成になっている場合は、ボタンを押しても反応しない。赤枠内の札の枚数や数の大きさがルールに沿っているか確認すること。
  ※《分解する》ボタンは合成数出しをする際に使用する。

 ⑥ 画面下側にあるのがチャット欄。手番や出された数の情報が自動で流れるとともに、チャット欄上部にある入力欄からテキストを送信してプレイヤー同士で会話をすることもできる。

(7)ゲームのルールはトランプで遊ぶ場合と同じだが、以下の点のみ異なる。
 ○ 1手番につき1分間の時間制限がある。
 ○ プレイヤーのうち1人があがったら自動的にゲームが終了する。

(8)次のゲームに参加しない場合は、ゲームが行われていない状態で《観戦する》を押すことで参加状態から抜けることができる。他の部屋に移動する場合は《退室する》を押す。


* 初めて素数大富豪で遊ぶ方へのアドバイス

・素数大富豪は何よりも「素数との出会い」を楽しむゲームです。素数判定に対する一喜一憂を楽しみましょう。

・手札の枚数は、最初は少なめ(5枚/7枚)がおすすめです。

・偶数ばかりが手札に残ってしまってあがれない,ゲームが終わらないという場合は、偶数カード(5を含む場合もある)を2枚ずつ抜いて遊ぶと難易度が下がります。

・考えこんでしまってゲームが進まない場合は、手番に時間制限(1分程度)を設けて遊ぶのがおすすめです。